【なるほど】はじめての桜撮影|撮り方・設定と16の撮影テクニックを紹介します!

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[st-kaiwa1]この記事では、毎春 桜の写真を撮っているいまやり。(@imayari_orz)流の桜の撮り方について書きます。

桜を撮影するときのカメラ設定や構図、撮影テクニックを写真と共に紹介していきます。

桜写真を撮る際の参考にしてみてください。

[/st-kaiwa1]

 

桜の写真って意外と難しいですよね。

僕も初めて撮った桜の写真はどこか説明的な面白みのない写真でした。

 

僕と同じように

[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#4DC0B2″ bordercolor=”#4DC0B2″ bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”3″ borderradius=”3″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]

  • 説明的な写真
  • パッとしない
  • 桜が暗い

[/st-mybox]

など納得いく桜の写真が撮れてない方もいるのではないでしょうか。

 

桜の写真は今回紹介する3つのポイントを抑えるとかなり良い感じに撮ることができます。

[st-midasibox-intitle title=”桜撮影の3つのポイント” fontawesome=”” bordercolor=”#4DC0B2″ color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”3″ titleweight=”bold”]

  • 主題と構図
  • 適切なカメラ設定
  • 天気別に撮り方を変える

[/st-midasibox-intitle]

 

ということで、この記事では「【なるほど】はじめての桜撮影|撮り方・設定と16の撮影テクニックを紹介します!」について書いていきます。

[toc]

 

Contents

桜写真5つの失敗例

桜撮影のポイントを紹介する前によくある失敗例を5つ紹介します。

[st-midasibox-intitle title=”桜撮影の5つの失敗例” fontawesome=”” bordercolor=”#4DC0B2″ color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”3″ titleweight=”bold”]

  • 説明的な写真
  • 桜が暗い
  • 曇り空を写してる
  • 人が写り込んでいる
  • 葉桜やスカスカな花

[/st-midasibox-intitle]

[st-kaiwa1]紹介する写真は僕の失敗作たちです・・・[/st-kaiwa1]

 

やってはいけないことを意識するだけでもかなり写真の質が変わってきます。

桜写真以外にも当てはまることなので、知っておいて損はないと思います。

 

NG1|説明的な写真になっている

 

こちらはとりあえず桜が綺麗に咲いているところを写した写真です。

桜は綺麗ですが、どこか短調で平凡な写真ですよね。

 

主題が不明確で「え、めっちゃいい」とはならないですよね。

こういったただ全体的な風景を写した写真を説明的な写真と呼んでいます。

 

このような説明的な写真は次の2つのポイントを意識すれば避けることができます。

[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#4DC0B2″ bordercolor=”#4DC0B2″ bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”3″ borderradius=”3″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]

  • 主題
  • 構図

[/st-mybox]

 

「桜写真3つのポイント|主題と構図の説明」を読む

 

NG2|桜が暗い

 

シンプルに暗い桜って綺麗さがないですよね。

同じ写真を明るくしてみました。

 

明るくなるだけでかなり雰囲気が良くなりますよね。

桜を撮る時は「明るく撮る」を意識することが大切です。

 

写真の明るさはカメラ設定の露出を使うことで調整することができます。

「桜写真3つのポイント|カメラの設定」を読む

 

NG3|曇り空を写してる

 

失敗例1つ目と同じ写真です。

曇り空を写してしまうとかなりどんよりした印象になってしまいます。

青空ならどんどん入れるべきですが、曇り空はなるべく構図に入れない方が良い写真に仕上がります。

「桜写真3つのポイント|天気別の撮影方法」を読む

 

NG4|人が写り込んでいる

お花見ってすごく混みますよね。

写真スポットにはかなりの人が溢れています。

 

何も考えずに撮るとこのように人が写り込んでしまいます。

 

子供やカップルなど被写体としての人であれば絵になりますが、そうでない場合は邪魔な存在です。

どうしようもない場面もありますが、僕は構図を工夫して人を入れないようにしています。

 

「桜写真3つのポイント|主題と構図の説明」を読む

 

NG5|葉桜やスカスカな桜

桜を撮りに来てみたけどもうほとんど散って葉桜だった・・・なんてこともあると思います。

それをなんも考えずに撮った写真はこんな感じ。

 

[st-kaiwa1]緑が多くて綺麗じゃない。[/st-kaiwa1]

 

葉桜や桜の花が少ない時も構図を工夫する必要があります。

こんなふうに一部をキリトったり、葉の部分をボカせばなんとかなります。

[st-kaiwa1]撮り方によってイメージが大きく変わる![/st-kaiwa1]

 

「桜写真3つのポイント|主題と構図の説明」を読む

 

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一眼レフで桜を撮るときのカメラ設定

F値や露出などのカメラの設定はその場面によって最適な値は変わるので「これがおすすめ」というのはありません。

ただ、基本的な設定やこんな時はこう調整すべきみたいなのは大体の値があるので知っておくと良いと思います。

いままでAUTOモードで撮影していたなら、これを機にカメラ設定にチャレンジしてみてください。

[st-kaiwa1]カメラ設定を覚えてからさらに一眼レフでの撮影が楽しくなりました。[/st-kaiwa1]

 

カメラの設定は次の3ステップで行います。

[st-midasibox-intitle title=”カメラの設定手順” fontawesome=”” bordercolor=”#4DC0B2″ color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”3″ titleweight=”bold”]

  • Aモードにする
  • 絞り(F値)を決める
  • 露出を決める
  • ISO感度とシャッタースピードを調整する

[/st-midasibox-intitle]

※今回はNikonのカメラで紹介します。他のメーカーは少し呼び方が違うかもしれません。ただ、同じ機能はあるはずなので同じように設定してみてください。

 

 

[st-step step_no=”1″]Aモードにする[/st-step]

一眼レフで写真を撮る時はAモード(絞り優先)が基本になります。

メーカーによってはAvモードと表記されていることもあります。

[st-kaiwa1]プロカメラマンもAモードを基本にする人が多いよ[/st-kaiwa1]

 

ダイヤルを回すか、設定画面からAモードを選択します。

 

 

[st-step step_no=”2″]絞り(F値)を決める[/st-step]

まず設定するのが絞り(F値)です。

[st-midasibox title=”絞りとは” fontawesome=”fa-file-text-o faa-float animated” bordercolor=”#757575″ color=”” bgcolor=”#FAFAFA” borderwidth=”” borderradius=”5″ titleweight=”bold”]

光を取り込む量とボケの量を調整することができます。

  • F値が小さい→明るくなる・よくボケる
  • F値が大きい→暗くなる・全体にピントが合う

[/st-midasibox]

 

僕は桜を撮る時は

  • 風景全体を写したい→F値を大きく
  • 背景はぼかしたい→F値を小さく

と考えて設定しています。

 

例えばこの写真は景色全体を撮りたかったのでF値をすこし大きめのf/6.3にして撮りました。

1/400,f/6.3,ISO250

 

6.3でも少し電車の後ろの方がボケてしまっているので、f/8.0くらいでとっても良かったかも。

僕は風景を撮る時はf/8.0前後が多いです。

 

こちらの写真は背景を大きくボカして撮りたかったのでf/2.8にして撮影しました。

 

f/2.8にもなると少し後ろの花びらでもボケてますね。

後ろの方は花びらの輪郭すらわかりません。

 

僕がボケ写真を撮る時はとりあえずレンズの一番小さいF値にしてみて、ボケすぎたなと感じたら少しずつF値を上げて調整していってます。

 

[st-step step_no=”3″]露出を決める[/st-step]

露出は写真の明るさを決めるために使います。

 

Aモードは絞りの値を決めるとカメラが自動的に明るさを調整してくれます。

でも、その明るさが気に入らないこともあります。

そんなときに露出補正を使って明るさを好きなように決めることができます。

露出補正の設定画面

露出補正の設定画面

 

値をマイナスにすると写真は暗くなり、プラスにすると明るくなります。

ISO感度の設定_暗すぎ(露出アンダー)

露出マイナス

ISO感度の設定_適正露出

適正露出

ISO感度の設定_明るすぎ(露出オーバ-)

露出プラス

 

僕が桜などの花を撮る時は露出をプラスにして明るすぎるくらいで撮ることが多いです。

その方が花のふんわりしたカンジを出せるかなって思ってます。

この写真も露出をプラス2.0にして撮影しました。

[st-kaiwa1]花は明るすぎるくらいがちょうど良い[/st-kaiwa1]

 

[st-midasibox title=”あわせて読みたい” fontawesome=”fa fa-external-link” bordercolor=”#FFC042″ color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”3″ titleweight=”bold”]

[st-card myclass=”” id=1312 label=”” pc_height=”” name=”” bgcolor=”” color=”” fontawesome=”” readmore=”on”]

[/st-midasibox]

 

[st-step step_no=”3″]ISO感度とシャッタースピードを決める[/st-step]

絞りと露出を決めたら最後にISO感度とシャッタースピードを決めます。

 

Aモードは絞り、露出、ISO感度を決めると自動的にシャッタースピードを決めてくれます。

ただカメラが自動的に決めたシャッタースピードでは遅すぎて手ブレしてしまうこともあります。

なので手ブレしないシャッタースピードになっているかのチェックが必要です。

 

手ブレしないシャッタースピードの目安は

1/焦点距離

です。

焦点距離はレンズのココの数字ですね。

Tamron(タムロン)10−24レビュー_焦点距離の印字

 

例えば焦点距離18mmで撮影する場合は”1/18秒よりも早いシャッタースピード”にしておけば手振れを抑えることができます。

(APS-C機の場合は焦点距離を1.5倍にしてください。→1/30秒)

 

シャッタースピードを調整するためにはISO感度を使います。

  • ISO感度小さい→遅くなる
  • ISO感度大きい→早くなる

 

僕はISO感度は100にしておき、シャッタースピードが遅いなと感じたら少しずつISO感度を上げて調整しています。

 

[st-midasibox title=”あわせて読みたい” fontawesome=”fa fa-external-link” bordercolor=”#FFC042″ color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”3″ titleweight=”bold”]

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[st-card myclass=”” id=1305 label=”” pc_height=”” name=”” bgcolor=”” color=”” fontawesome=”” readmore=”on”]

[/st-midasibox]

 

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桜写真を撮るときの主題と構図

桜を撮る時は主題と構図を意識すると良い感じの写真を撮ることができます。

  • 主題→何を撮りたいか
  • 構図→どう撮るか

 

主題を決める

桜写真には主題になるものがたくさんあります。

[st-midasibox-intitle title=”桜写真の主題” fontawesome=”” bordercolor=”#4DC0B2″ color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”3″ titleweight=”bold”]

  • 桜1輪
  • 桜の幹
  • 桜全体
  • 桜の蕾
  • 生き物
  • 乗り物
  • 建物

[/st-midasibox-intitle]

 

ただ桜がある風景を撮るだけだと失敗写真であげたような説明的な写真になってしまいます。

主題となるモノを決めて撮影することで良い感じの写真を撮ることができます。

蕾を主題にしてみた1枚

蕾を主題にしてみた1枚

 

[st-kaiwa1]一輪の桜を撮るときにもどの花を選択するかの考えています。[/st-kaiwa1]

綺麗に咲いてる花、太陽が当たっている花、背景が良い感じになる花など。

 

桜を主題にするのではなく生き物や乗り物を主題にしても良い感じの写真を撮ることができます。

鳥を主題にした写真

電車を主題にした写真

[st-kaiwa1]桜以外を主題にしても桜写真は撮れるよ[/st-kaiwa1]

 

構図を考える

構図(どう撮るか)も大切だと思います。

 

よくある日の丸構図や3分割構図とかだけではなく

  • 背景をどうするか
  • 空を入れるか
  • ボカすのか
  • 人を入れるか
  • アングルをどうするか

など写真のまとめ方を考えます。

 

桜が綺麗な場所は混みますよね。

花見客が写真に写ってしまうとなんとも残念なカンジになってしまうので、人を写さないようにアングルなどを工夫することも大切です。

逆に子供やカップルなど絵になりそうな人がいる場合には、背景に入れたり、主題にしてしまうこともあります。

 

僕が桜写真を撮る場合は

  • アップでボカして撮る
  • 背景に青空を入れる
  • 色を対比させる

のパターンが多いかも。

 

この写真は菜の花と対比、青空をいれて明るい雰囲気にしたいと思ってとった写真です。

 

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桜写真の撮影テクニック16選

僕がこれまで撮った桜写真やSNSで話題になっている桜写真などを集めてみました。

構図や撮り方の参考にしてみてください。

 

01|望遠側で1輪をキリトル

50mm f/2.8 ISO100 1/200秒

 

SIGMA17-50mm f/2.8のレンズを使って撮影しました。

F値を大きくして1つの桜の花だけにピントが合うように撮影しています。

F値が大きいので背景がボケボケになっているので桜の花に目が行きやすいかなと思います。

 

02|つぼみをキリトル

50mm f2.8 ISO100 1/160秒

50mm f2.8 ISO100 1/160秒

 

咲きかけの桜とこれから咲くつぼみを撮ってみました。

「これから咲くぞ」っていうのを表現したかったので背景には青空も入れてます。

つぼみに焦点をあていたので望遠側で絞り(F値)を開放で撮ってます。

 

03|空の青と対比させて撮る

桜の明るいイメージを引き出すために、青空をバックにして撮影しても良い感じの写真になります。

青空をバックで撮影する時は逆光を選ぶと桜が暗くなってしまうOR空が白飛びして青くなくなるので順光を選びましょう。

手持ちに良い写真がなかったのでSNSから拝借しました。

 

04|背景にカラーを持ってくる

青空を背景に持ってきたように色のあるモノを背景に持ってくると色の対比ができてまとまりが良くなります。

例えば河津桜の季節であれば菜の花が咲いていることが多いですよね。

05|望遠レンズで圧縮効果を狙う

望遠レンズには圧縮効果があります。

[st-midasibox title=”圧縮効果とは” fontawesome=”fa-file-text-o faa-float animated” bordercolor=”#757575″ color=”” bgcolor=”#FAFAFA” borderwidth=”” borderradius=”5″ titleweight=”bold”]

手前にあるモノと奥にあるモノの距離がグッと縮まったように見える現象です。

[/st-midasibox]

 

圧縮効果で桜をギュッと詰め込んでみても面白い写真になります。

圧縮効果を使えばまばらに咲いている桜も満開のように見せることもできますね。

 

06|雨のしずくを撮る

雨上がりのタイミングで桜撮影に行けた時は桜の花びらにのっている雨の滴を撮影してみてください。

[st-kaiwa1]僕はまだできてません[/st-kaiwa1]

07|蝶や蜂と桜を一緒に撮る

春は虫たちも活動を始めます。

桜の周りには蝶や蜂などが飛んでいることも。

蝶や蜂を主題にして桜を副題にしてみるのも面白いです。

 

蜂などの動きが早いモノを撮影する時はシャッタースピードを早くするとバッチリ撮影することができます。


[st-kaiwa1]僕は桜との組み合わせはまだ撮れてません・・・[/st-kaiwa1]

菜の花と蜂の写真

50mm f/2.8 ISO100 1/2500秒

 

08|鳥を被写体にする

桜の木には小鳥がとまっていることがよくあります。

300mm f/6.3 ISO500 1/320秒

260mm f/6.0 ISO500 1/320秒

 

09|スマホ越しに撮る

スマホを持っていればスマホのカメラアプリを起動してそれを撮影してみるのも面白いです。

[st-kaiwa1]スマホの反射に気を付けて[/st-kaiwa1]

 

10|車や電車を入れて撮る

桜を副題にして車やバイク、電車などを主題に撮影するのもよくやります。

11|建物を主題にする

目立つ建物を主題にして、桜を副題にした写真も春ならではですね。

東京タワーとスカイツリーは定番になってます。

12|前ボケで柔らかい写真に

背景の桜をボカすだけではなく前景の桜もボカしてみるとまた違った雰囲気の写真になります。

13|地面に落ちた花びらも

桜はすぐ散ってしまいますが、散った後の地面にも注目してみてください。

 

14|水があったらリフレクション

水際に桜が咲いている時はリフレクションを狙うチャンスです!

僕は水辺を見つけたら視線を下げて綺麗なリフレクションがでないか探すようにしています。

15|桜吹雪を狙う

風が強い日は桜吹雪の写真も狙えます。

16|広角レンズで煽って撮る

広角レンズを持っていれば下から桜を煽るようにとってみるのも面白いです。

桜写真の撮影まとめ

本記事では「【なるほど】はじめての桜撮影|撮り方・設定と16の撮影テクニックを紹介します!」について書きました。

桜写真はいろいろな撮り方があって何度撮っても飽きないです。

ここで紹介した16個の撮り方以外にもたくさんの撮り方があるので自分流を探してみてください!

で、良いのが撮れたら是非教えてください!笑

[st-kaiwa1]さぁ、撮るぞおおおぉぉぉ[/st-kaiwa1]

 

いじょう!いまやり。(@imayari_orz)でした!

 

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