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この記事ではNikon(ニコン)のAPS-C用超広角レンズ「Nikkor10−20mm f/4.5-5.6G VR」のレビューをします。
このレンズは
- Nikon純正レンズ
- 価格が安い
- 軽い
という魅力満載なレンズです。
[st-kaiwa1 r]安くて軽くて純正はヤバい[/st-kaiwa1]
今回Nikon D5600につけて写真を撮ってきたので、作例とともに
について書いていきます。
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Nikkor 10-20mmの外観・機能をレビュー
Nikkor10−20mm f/4.5-5.6Gの外観・機能をレビューしていきます。
第一印象はちっちゃいなー軽いなーでした。
超広角レンズだとTamron 10-24mmやSigma 10-20mmを使っていますが、どちらも500~600gくらいで大きい・重たい印象です。
それに比べるとかなりコンパクトなサイズで、重さも半分くらいなレンズです。
[st-kaiwa1 r]これなら常に持っていたい[/st-kaiwa1]
大きさやスペックは次のようになっています。
- 焦点距離:10mm~20mm
- 絞り羽根枚数:7枚
- 最短撮影距離:0.22mm
- フィルター径:72mm
- 寸法:77mm × 73mm
- 本体重量:230g
重さはレンズ保護フィルター、フード、マウントキャップ、レンズキャップを含めると約300gです。
[st-kaiwa1 r]かなり軽いね![/st-kaiwa1]
レンズはキノコのような形をしており、16mm前後が長さが最も短くなります。
10mmにすると頭の部分がニョキっとせり出す感じです。
[st-kaiwa1 r]正直見た目はあまり好みではない・・・[/st-kaiwa1]
花形レンズフードが付属しており、装着するとこんな感じです。
[st-kaiwa1 r]レンズフードつけてもゴツくならないです[/st-kaiwa1]
マウント部は装飾などはなくシンプルな作り。
レンズ面が飛び出ていないので各種フィルターが装着可能です。
Nikon D5600に装着するとこんな見た目になります。
レンンズフードをつけておけばそこまでダサくないですね。
軽い本体×軽いレンズで機動性がすごく高いです。
Nikon 10-20mmの写りをレビュー
Nikkor 10-20mmをNikon D5600に装着し、数枚写真を撮ってみました。
このレンズがどんな写りのレンズなのか以下のポイントで検証してみます。
- 焦点距離
- 周辺光量落ち
- 逆光耐性
- 歪曲収差
焦点距離
Nikon 10-20mmで以下の焦点距離を撮り比べしてみました。
- 10mm(広角端)
- 20mm(望遠端)
まず先に20mmの望遠側からどうぞ。
[st-kaiwa1 r]20mmは標準レンズと変わらない画角ですね[/st-kaiwa1]
20mm (望遠側)
次に広角側の10mmで撮った写真です。
[st-kaiwa1 r]かなり広く撮れますね[/st-kaiwa1]
10mm(広角側)
2つの写真を並べてみました。
スライダーを操作して左右の画角の違いを見てみてください。
左:10mm | 右:20mm
周辺光量落ちと歪曲収差
F値ごとに周辺光量と歪曲収差を確かめてみます。
次のF値に対して「撮って出しの写真」と「Lightroomでレンズプロファイル補正をかけた写真」の2枚を比較してみました。
- f/4.5(開放)
- f/8.0
- f/14
f/4.5(開放)
f/8.0(開放)
f/14(開放)
f/4.5ではかなり周辺減光が目立ちますね。
f/8.0くらいになるとちょっと軽減されてきます。
歪曲収差は10mmにもなるとかなり出てますね。
ただ個人的にはこの歪曲も広角レンズの良さだと思っています。
四隅が歪むことによってより広がりが強調される(パース)という広角ならではのメリットもあります。
[st-kaiwa1 r]広がりを強調したい風景との相性抜群です![/st-kaiwa1]
逆光耐性
太陽を被写体にして逆光耐性を調べてみます。
F値の絞りを変えて光条も出してみました。
f/4.5
[st-kaiwa1 r]開放からゴーストが出てるね[/st-kaiwa1]
f/8.0
[st-kaiwa1 r]f/8.0くらいから光条ができる[/st-kaiwa1]
f/14
[st-kaiwa1 r]光条はf14がピークかも?この辺りから点のゴーストが出始める[/st-kaiwa1]
f/22
[st-kaiwa1 r]f/22まで絞るとかなり点々ゴーストが目立ちますね[/st-kaiwa1]
タムロン10-24mmなどに比べるとそこまで逆光耐性は強くないかなという印象でした。
f/14まで絞ったときの点々ゴーストはかなり微妙です・・・
ただこちらの写真のようにシチュエーションによってはF値をかなり絞ってもゴーストが出ません。
f/22
[st-kaiwa1 r]構図を工夫すればなんとかなる[/st-kaiwa1]
Nikon 10-20mmのおすすめポイント
Nikon 10-20mmのおすすめポイントは次の3つです。
- 純正なのに安い
- 軽くて小さい
- 寄って撮れる
純正なのに安い
Nikon 10-20mmは純正の超広角レンズにも関わらず他のサードパーティ製(シグマとかタムロンとか)に比べて値段が安いのが魅力です。
[st-kaiwa1 r]ニコン純正なのに安いのは素晴らしい[/st-kaiwa1]
初めての超広角レンズでなるべく予算を抑えたい方にはベストな選択ですね。
軽くて小さい
軽くて小さいというのも魅力の1つです。
タムロンやシグマのレンズは500g前後なのに対して、Nikon10-20mmはレンズフード・フィルター・キャップ合わせても300gとかなり軽いです。
大きさも片手にすっぽりサイズでかさばらないのもいいですね。
僕は「いい写真」「いろんな写真」を撮りたいけど、バッグが重くなるのは・・・
と良く悩むのですが、この小ささ・軽さのレンズならサッと持ち出せるのですごく重宝しています。
なるべく軽いレンズがいい・・・
でも交換レンズも持っておきたい・・・
という方にはぴったりなレンズです。
[st-kaiwa1 r]軽いは正義ですよ[/st-kaiwa1]
寄って撮れる
このレンズの面白いところは被写体にグイッと寄って撮影ができるところです。
広角レンズ&寄れることによるメリットは次の2つです。
- マクロ的な撮影が楽しめる
- 寄ってもしっかりと背景も写せる
こちらの写真は20mmにしてギリギリまで木によって撮影した写真です。
レンズフードが木に触れるか触れないかくらいの距離で撮影しています。
[st-kaiwa1 r]えっこんなに寄れるんだってなります笑[/st-kaiwa1]
次に10mmにして撮影した写真です。
こちらも木はかなり近づいて撮っていますが、木だけじゃなく背景の池だったり、道だったりまで写すことができています。
こんなふうに被写体に近づきながら、背景もいれてその場の雰囲気も残すという欲張りショットも撮れちゃいます。
Nikon 10-20mmの残念なポイント
Nikon 10-20mmの残念なポイントは次の2つ。
- F値が4.5までしか下がらない
- 見た目がカッコよくない
f/4.5までしか下がらない
Nikon10-20mmを使っていて一番残念だったのがF値です。
このレンズは開放でf/4.5、望遠側にするとf/5.6までしか下がらないため
・夜景の手持ち撮影が厳しい
・星空撮影に向かない
というデメリットがあります。
他のタムロンのレンズならf/3.5−4.5、シグマのレンズならf/3.5通しなのに対して、ニコンはf/4.5からとなってしまうのは残念だなと思ってしまいます。
[st-kaiwa1 r]値段や軽さを考えたらしょうがないのかも[/st-kaiwa1]
ただ、風景撮影や夜景も三脚を使えばこのデメリットは気になりません。
旅行とか風景写真をメインに考えている方なら間違いないレンズです。
見た目がカッコよくない
Nikon 10-20mmは個人的に見た目も少し残念かなと。
プラスチックの質のせいかちゃっちく見えてしまうのと、レンズの形自体もキノコ型なのが少し気になります。
タムロンだとこんな風にマットな質感で高級感があります。
見た目を気にするかはかなり個人差がありますが、やっぱりせっかくなら持っていてテンションが上がるものがいいなあと思ってしまいます・・・
まとめ | 風景写真や旅行に最適なニコン純正レンズ
Nikon10−20mmは
- ニコン純正なのに安い
- 軽くて持ち出しやすい
- 超広角だし寄れるし撮っていて楽しい
という特徴のあるレンズです。
- 初めて超広角レンズを買う
- 風景写真を撮りたい
- 持ち運びがしやすいレンズを探している
という方ににはピッタリなレンズです。
広角レンズは標準レンズは違った写真が撮れてかなり楽しいです。
価格も安いですし、試してみる価値はあると思います。
作例紹介
Nikon D5600とNikkor 10-20mmの組み合わせで撮った写真を載せていきます。
10mm f/4.5 1/4000秒
10mm f/4.5 1/4000秒
10mm f/5.6 1/1600秒
10mm f/8.0 4.0秒
20mm f/14 13秒
20mm f/14 13秒
11mm f/14 6秒
[st-kaiwa1 r]
以上、いまやりでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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